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●車椅子スポーツ、ボッチャ

■国際スポーツ「ボッチャ」
最近よくニュースでも目にするボッチャというスポーツは、ヨーロッパ生まれの競技です。「ボッチャ」とは、イタリア語で「ボール」を意味するそうです。
ボッチャという競技の1番の特長は老若男女、障害のあるなしに関係なく、全ての人が一緒に競い合えるということ。つまり、全ての垣根を超えてどんな方でもできるスポーツであるという点です。まさにオリンピック・パラリンピックにうってつけの競技と言えますね。そんなボッチャが全世界で注目されています。


ボッチャのルール

ボッチャは、「ジャックボール」と呼ばれる白い目標のボールに、いかに自分のボールを近づけるかを競うスポーツです。
対戦する両者は、それぞれ、自分たちのボール(赤もしくは青のカラーボール)を6球投げます。そして、最後に「ジャックボール」の近くに自分のボールのあった方が勝ちとなります。


写真:ボッチャの様子。ボックスの中からボールを投げます。


写真:目標のボールにどれだけ近づけるかで勝敗が決まります。

ボールの投げ方は身体の状態により様々なスタイルが可能で、例えば手で投げることができない選手はキックをしたり、または競技のアシスタントと協力しサポートを受け、滑り台のような、ランプと呼ばれる勾配具を使って投球します。

ボッチャのボール

使用するボールも見てみましょう。ボールにもちょっと特徴があって、これがボッチャの面白さにつながっています。

写真:ボッチャで使われるボール

ボールは周長で270㎜の大きさ(ボールを円周でぐるっと測った長さです)、だいたい果物のオレンジぐらいの大きさでしょうか。重さは、約275gです。
表面にはサッカーボールのような縫い目があり、つまめるほど柔らかく、地面で沈み込むような弾まないボールです。
この、表面の縫い目によってボールの軌道も変わるそう。ボールの扱いが勝負の分かれ目になるスポーツですから、一つ一つのボール独自のクセを見極めることが肝となります。
また、投球のための調整も重要で、ボールを投げやすくするために空気を抜いたり、皮革製のボールにはクリームを塗って柔らかく調整したりする選手もいるそうです。

ボッチャのクラス分け

ボッチャは細かくクラス分けされており、パラリンピックなど国際大会では、障がいの程度により4つのクラスが設けられています。そのほか、日本独自のオープンクラスが2つあります。

国際大会のクラス分け

まず国際大会で用いられる4つのクラスでは、障害の度合いによりBC1~BC4に分けられています。たとえば、「BC2」では、「上肢で車椅子操作がある程度可能で脳原生疾患のみのクラス」と定義されています。


日本独自のクラス分け

また、日本独自の2つのクラスでは以下のように分かれています。
オープン座位
BC1~BC4のクラス(今言及した、国際大会で用いられる4クラス)に該当せず座って投球する選手で、車椅子の有無は問わないクラス
オープン立位
立って投球が可能な選手で、片麻痺や骨疾患の方が対象のクラス

こうしたクラス分けを適用することで、全員が公平に競い合えるようになっているんですね。
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うーん奥が深いですね。
私自身もスポーツの観戦は好きなので、調べるうちにボッチャのルールが分かるようになり、観戦がより楽しめるようになりました。
スポーツの秋、ぜひ、全ての人が楽しめる「ボッチャ」というスポーツにも注目してみてください!


■詳細についてはお問い合わせください。

利用される皆様のご要望をお伺いし、何を重視し、何をポイントに見極めて選択するべきかを、お客様お一人お一人にあわせ一緒に考えてまいります