車いすを作りたい

車いすを作りたい

障害は千差万別。比較的軽度の方も重度の方も乗るからこそ、それぞれに合わせて必要な機能がなくてはならないと、私たちは考えます。
パーツの多くが調整可能で、修理交換も容易、毎日使うからこそ確実に対応できる車いすをご案内いたします。 

まず、ご利用者様からじっくりとお話を伺います。
どういう車いすをお求めなのか?それはどういった環境で使用されるのか?自操なのか介助なのか?etc.

その後お客様の採寸をし、最適な車体を考え、世界中から最もふさわしい部品を集め、結果世界にひとつの車いすを形にします。
車いすの仕上がりを直感的にイメージしていただくことを大切にしています。

オーダーメイド車いす 制作のながれ

STEP
ご依頼

ご依頼はお電話・メールなどでご連絡ください。
※できる限りメールでのご連絡にご協力をお願いします

ご指定の場所・日程を決めて、訪問もしくは来社対応とさせていただきます。
実際に使用している状況を確認したいので、ご来社での対応を推奨しております。

特定の病院・施設・通所先など定期訪問している場所に関しましては、担当のスタッフがおりますので、担当者と直接ご相談ください。

ポイント

ヒアリング

お客様の要望はどんなものか?希望は何か?付帯して考えなければならない点はどんなことがあるか?など、これまでの経験と知識とネットワークを駆使して、私たちに何ができるか全力で考えます。

ヒアリング
STEP
採寸

現時点でのお客様のお体の寸法を計測し、新たに作成する車いすのフレームや座面などのサイズ・仕様を決めます。

現在使用している車体がある方は、その車体との継続ということも考慮すべき点ですので、必ず乗車して来ていただくことをお願い致します

医療的ケアを日常的にしている方や、作成にあたり課題がある方は、セラピストもしくは専門医の受診をお勧めします。

医療技術が発達した今日では、素人ではわからない部分が数多くあります。
シーティングに理解が深い専門職の方への相談をお勧めしております。

採寸
ポイント

仮合せ
大切なお客様の体の一部になるものだから、よりフィッティングを高めたい。そのためには仮合せが不可欠です。
オーダーメイド製品である以上、常にフィッティングを考えることは必須です。

STEP
設計

採寸データとご要望をもとに、担当者が車いすの図面を作成します。
簡単な図面で良い場合もありますが、CAD図まで作成しなければならない場合もあります。

皆様のご要望に応じて、各種オプションの取り付けなど、背形状考慮しなければならないことがたくさんありますので、担当スタッフと納得できるまで話し合っていただきます。

その一つ一つの過程がオーダーメイドそのものです。

設計
STEP
見積・ 補装具申請

補装具費の支給を受けて作成されるお客様は、自治体窓口での申請が必要となります。

見積書と支給申請書、意見書や処方箋など、お客様の年齢や希望する補装具の種類によって必要書類が違いますので、詳しくは役所にご確認ください。

更生相談所の判定が必要になる場合もあります。支給決定が下りると支給券が発行されます。

お手元に届きましたら私たちにご一報ください。

STEP
製作

お客様に最適なフレームを選択して、必要なものは一から作成します。
納期や仕上がりの観点から、セミオーダーフレームを使用した作成をお勧めしております。

体に密着するクッション部分は完全にハンドメイドでお一人お一人に合わせた素材と材質を組み合わせて作成していきます。
防水の場合はフィルムの貼り付けを行います。

仕上がりは立体縫製。私たちは超立体縫製と言っているほど作成は至難の技です。完全手作業です。

フレームが出来上がりクッションが出来上がると組み立て実装します。
オプション類を取り付けて、車体チェックをして完成となります。

製作1
ポイント

ドクター・セラピストの意見、医療的配慮も欠かせません。
生活と医療をつなぐ架け橋でもある私たちの製品は、お客様の体に合わせて徹底的にフィッティングを追求します。
フィッティングを行ってはじめてオーダーメイド車いすは完成品となります。

製作2
STEP
納車・支給券回収・集金

お客様の日程と調整をして納品日を決めます。
ドクターやセラピストのチェックなど必要な場合は、その日程調整も必要です。

最終的に、納品時、お客様が乗って初めて調整できるものがありますので、最終調整をした上で納品となります。

どうぞご安全にお帰りください。

納車

PSプロダクツのアフターケア

毎日使用するものだから、常にベストな状態で使用していきたい。そのためにはメンテナンスが大切です。

私たちの考え方はシンプルです。
まず、日常の保守といったメンテナンスは可能な限りお客様自身で行っていただきます。

その上で異常な状態が確認された場合は、直ちに私たちに連絡をいただきます。
(補装具として公費で支給されている場合は、役所への連絡もお忘れなく。)

日程を打ち合わせし、訪問か来社対応か決めさせていただきます。

車いすは大切な体の一部ですから、簡単な清掃や注油、空気圧のチェック・補充、クッションや張り調整ベルトの確認などは可能な限りお客様ご自身でご対応いただきます。

そうしたチェックを行うことで、車体の異常にいち早く気がつくことができます。
もちろん状況的に対応が難しい場合はご助言させていただきます。

PL保険について

安心してお使いいただけるように当社では「PL保険」に加入しています。

当社の車いすや機器、福祉用品にはPL保険が適用されます。
万が一の際には当社が責任を持って対応させていただきます。

対象となる損害

製造、販売、加工、修理または貸与した「製品<★>」が原因で、日本国内において他人の身体や財物に損害を与えたために被害者に対して法律上の賠償責任を負担することによって被る損害に対して、保険金をお支払いします。

<★>製造、販売、加工、修理または貸与した「製品」とは

  • 車いす(手動・電動)
  • 電動福祉機器(電動ベッド、リフト等)
  • 福祉機器(つえ、いす、ベッド等)

てん補限度額(対人賠償・対物賠償共通限度額)
 1億円<1事故・保険期間中支払限度額>
 (免責金額/自己負担額:0円<無し>)

引受保険会社:損害保険ジャパン株式会社
加入:令和2年9月1日