PSプロダクツ お問い合わせ
取扱事例 第7回 ティルトリクライニング機能付室内用車椅子
●テーマ:室内用ティルトリクライニング車いす
お客様(ご家族様)からのご要望
現在、ベッド上での食事となっている。新たに作製して家族とリビングで食事ができるようにしたい。
・リハビリの時間だけ車いすに乗れていないので離床する時間を増やしたい。
・室内なのでコンパクトな車いすにしたい


●担当セラピストからのご要望
・緊張が入ると伸展位になる。その時に枕が合わない
・体幹の傾きがあるので体幹パッドを取り付けて欲しい


身体状況及び必要なオプション
・体幹機能が不安定
・筋緊張で頸部が伸展
●使用車体、パーツについて
(①~④の表示部分をクリックすると画像が切り替わります) ">




ミキ オーダー(ティルトリクライニング式)

【選定理由】
・ティルトリクライニング機能
・コンパクトさ等サイズの指定ができる
体幹パッド:PSオリジナルパッド(ウレタン)

【作製のポイント】
・身体の傾きがあるため、体幹と骨盤に左右2つずつ作製。
体幹パッドは、胸のベルトに取り付けてホールドできるようにしました。
座面クッション:PSオリジナル座面クッション(ウレタンフォーム+臀部にジェルトロンクッション)
【作製のポイント】
・座面クッション→これまでもゲルのクッションをご利用されていた。痛み等はなかったが、重く、扱いづらいとのことでした。ジェルトロンの通気性と体圧分散性を利用し、ベース部分をウレタンで作製し、圧力分散が必要な臀部にはジェルトロンを埋め込み、体圧を分散させるため。重さについても、臀部にのみ使用してるので軽量化できました。
PSオリジナル(ウレタン)

【作製のポイント】
頸部の支えで左右を高くしています。伸展した際に頭部が左に傾くのを支えるため、左上を高くしています。

●P S-P R O D U C T Sの対応:
●オプション
ベルト:胸、腰、下腿にベルト
・胸:体幹の不安定性を支えるために体幹パッドを取り付けて支えるため
・腰ベルト:身体保持のため
・下腿ベルト:室内移動される時に、緊張が出たときに足が飛び出さないようサポートするためのベルト
・車載固定フック

●車椅子の特徴
・座面クッションに関しては、身体状況に合わせて臀部の彫り込みだけではなく、ゲルを埋め込み、体圧分散し、負担なく座れるような仕様にしました。
・枕に関しては、伸展位になってしまうとのことで形状を緊張方向に合わせて支えるように作製。

●製作期間:相談から納品まで約4か月

●お客様の声:

室内で定期的に車いすに乗ってリビングで活動する時間が少しずつ増えてきました。ありがとうございます。
リハビリの時にも体幹パッドで姿勢が安定していると言われています。
座面もまだ長時間利用していないのでわからないですが、今のところ以前より痛みは減りました。
これから調整していただくこともあるかと思いますが宜しくお願いします。